2010.11.07 Sunday
MURAKAMI
先日、村上龍と村上春樹の作品を時系列で比較した清水良典の
『MURAKAMI』が本棚にあったので、パラパラページをめくる。
未だに『1Q84』に手を出せないでいる我輩は「そうだ、村上春樹の
作品を最初から順番に読んでいこう!」とまたまたB型特有のアマ
ノジャク思考が働き、青春三部作を一気読み。
この3作品がシリーズ物だという事すら知らなかったのだが、な
んともまーもったいない読み方をしていたのだろうと反省。
デビュー作の『風の歌を聞け』は、出来上がった文章がしっくりこな
かったので、一度英語で書いた文章を日本語に変換させて書かれ
た物みたいで、村上春樹の文章が、どこか都会的なお洒落な不思
議な感じを受ける理由の一端がわかった。
このやり方って、日本人に日本語の歌詞ではなく、英語の歌詞で曲
を作るという人が多々いる事に通じる部分があるような気がする。
村上春樹にとって小説を書くことは、作曲活動をしている感じなの
かもしれないなー。
JAZZを始め、音楽も相当好きらしいからのー。
まー、それは置いといて『羊をめぐる冒険』は面白かった!!
特に後半の「羊男」が奇妙なイラスト付で登場してくる頃からは、グ
イグイ引っ張られた。
引き続き春樹作品をおさらいしていかないと!
村上龍の『歌うくじら』も電子書籍で買ってしまったし、しばらくW村
上漬けじゃの。
あー、ついに完結した水滸伝も読まんと!
時間がないーー。
2010.07.04 Sunday
『北方水滸』読了!!!!!
去年の暮れから読み始めてた、北方謙三の『水滸伝』全19巻+読
本を読み終える。
水滸伝と聞いても、パチプロ「梁山泊」位しかイメージになかった我
輩だが、いざ読み始めるとぐいぐいと話しの中にのめり込まされ
て、厠の中に30分以上こもるなんてざら、嫁からクレームを受ける
も全く意に介さない日々。
そういうわけで、ブログの更新もすっかりおざなりになっていたしだ
い
うーん、正直言おう「北方『水滸伝』は北方『三国志』よりも面白いー
ーー!!!」
『三国志』全13巻を読むのに数年を要した我輩が、同じ作家の作
品をわずか半年で読んだのである。
面白くないわけがない。
登場人物が一人一人熱い。
そしてこいつは無敵だろうっていう男達が切なくも次々に散ってい
く…。
名シーン、名台詞、何度ページの端を折ったことだろうか。
いやーーーー、「ハレルヤ!!!」